些細な知識が誰かを助ける。グローバル企業とShareWisという名前

 マイクロシェアリングってなに?

マイクロシェアリングという言葉があります。
Wikipediaでは、マイクロシェアリングの定義として「クローズドな仲間内で情報を共有する」こと、と記載されています。
つまり、マイクロなグループの中でシェアするという意味です。
しかし、ソーシャル○○、○○シェアのようなバズワードの宿命として、このマイクロシェアリングも本来定義された意味とは違う意味で用いられることが多いです。
その意味とは「些細な知識を共有する」ということです。
マイクロな情報をシェアするということです。
この「些細な知識を共有する」という意味でマイクロシェアリングを実現しているサービスとしてTwitterがまず頭に浮かびます。
ちょっとした質問を投げると誰かから回答が返ってくる、電車の遅れの情報を誰かのつぶやきからリアルタイムに検索することができる、といったものです。

マイクロシェアリングとShareWis

僕達が今開発しているShareWisも元々はこのマイクロシェアリングから着想を得たサービスです。
事の発端は僕(辻川 友紀)が会社に勤めていた頃に遡ります。
僕が大学を出て就職した会社は、外資系の消費財メーカーでした。
面接のときに初めて英語を話したというくらい、海外での経験がないくせに、グローバルな環境で働きたいと生意気なことを口走った結果、日本人のほとんどいない製品チームで働くことになりました。
アジアの状況をアメリカやヨーロッパのチームに伝える役目をしていたのですが、そもそもアジアの状況が分からないし、伝えようと思っても英語でのコミュニケーションでとても苦しい思いをしました。
それでも、自分なりに調べたことをまとめ、カタコトの英語でミーティングに参加しているうちに、チームの人達から「君と働けてよかったよ」と言ってもらえるようになり、実際に僕が説明したことで、多くの国の製品プランがダイナミックに動いていく様子を目にしました。
きっと、アメリカ、ヨーロッパのチームからすれば、変な英語をしゃべるアジア人の小僧だったんだと思いますが、そんな僕でも自分で考えたこと、伝えたいと思ったことを外に発信することで、グローバルなビジネスに影響を与えることができるんだと実感しました。
…と、同時に、こういうことって、もっと世の中に広がるべきなんじゃないだろうかと思いました。
僕にだってできたんです。みんなで集まればきっともっとすごいことができるはずです。
たとえ、どんなに些細なことでも、学んだことを分かち合えばいい(Share)。
けど、一つ一つの内容はちっぽけなものだから、それをうまく集めてまとめ上げる仕組みが必要だ。それがあればすごい知恵(Wisdom)を生み出せるんじゃないか。
こんな具合にShare + Wisdom:  ShareWisは生まれました。
そこから紆余曲折あり、知識の地図を使った学習サイトという形に収まったわけですが、ShareWisの詳しい機能の説明はまた別の機会にしたいと思います。
現在、鋭意開発中ですので関心を持っていただいた方は、是非応援よろしくお願いします。
 
(辻川)

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