学習方法の先祖返りというものを考えてみた

こんにちは。ShareWisの辻川です。

最近、プログラミング学習サービスに関わっている方と話したんですが、「プログラミング学習って実は、中級者レベルの人に使ってもらえるサービスを設計するのが一番難しい。」ということを言っていました。

どういうことなのかというと、初学者の人は、動画学習や実際にコードを書くタイプの学習サービスなど、様々なサービスが提供されていて、プログラミングのさわりの部分を体験することができます。一方で、上級者になると、学習サービスを利用するというよりは、詰まったところをググったり、レファレンスを読んだりと、自ら情報を探し、問題解決に取り組むというのが、主だった学習のスタイルになります。
中級者はこの間に位置するので、自分から情報を探し回れるほど基本的な知識がそろっているわけではなく、かといって、学習サービスでは満足できないような部分もある、といった、ややこしい状況になっています。

この話をきいて「なるほどそうかもな」と思ったのに加え、実はこの初級-中級-上級という構造は、何かを学ぶときに、常に気をつけなければいけない問題を示していると気付きました。

先祖返りのいきもの

上級者の学習法ってそれ本当?

上級者はプログラミングに限らず、色々な分野で、自分独自の学習方法をすでに持っていて、初心者とは異なるスキルアップのスタイルを確立していることが往々にしてあります。

英語の学習も初級レベルの学習と、上級レベルの学習では大きく異なっていて、上級者の方が、実際に英会話やニュース記事などから新しい表現を学ぶことが多いように見えますし、生け花や将棋なんかも初級、上級で学習方法が違うように思えます(あまりやったことないですが)。

ただし、ここで疑問に思うのが、果たしてその上級者になって確立できた学習方法が、自分に合った最適な方法なんだろうか?ということです。

初級-中級-上級という流れを見ると、だんだんステップアップしながら、学習法を形作っていくわけですが、その作り方は多くの場合、「我流」です。
もちろん、自分で作っていくからこそ、自分に合った方法ができあがるわけですが、ふと今の自分のスタイルを振り返ってみたときに、我流で作ったこの方法が、本当に自分にあった「最適な」やり方なのか?と考えると自信を持って「そうだ!このやり方以外にあ良い方法はない!」と言える人は多くないと思います。

たまに初学者に立ち返ってみる

中学の時に担任の先生から、「なぜ部活ではランニングや筋トレなど、うまくなっても基礎トレーニングをちゃんとやるのに、勉強になると応用問題ができるようになったからって、計算練習や漢字の練習をちゃんとやらなくなるんだ。基礎を疎かにするとスポーツだけじゃなく、勉強でも痛い目みるぞ。」と言われたことがあります。
そのときは何糞と思っていましたが、確かに基礎が弱いと上達してもそのうち段々ダメになっていくんだろうというのは、今となっては実感として持つことができます。

ShareWisでは入門レベルのコースが多いのですが、利用されている方にきくと、自分が昔学んだことのある分野を、復習のためにもう一度入門レベルのコースから学んでみようと思った、といった方が多くいました。

時にはスキルをさらに深めるためではなく、初めて学んだときの自分に立ち返って学習に取り組むような、そんな姿勢も必要なのかもしれません。
初級-中級-上級の流れを逆向きにたどって先祖返りすることで、新しい発見や、現状打破のきっかけが得られるかもしれません。

最近では、学習方法をまとめた記事に人気が出たり、プログラミング学習ならShareWisも掲載いただいているプロスタさん等、学習方法を紹介しているサービスがたくさんあります。

自分は初心者ではないから必要ない、と思う人こそ、こういったところで紹介されている学習方法を、今一度試してみてはどうでしょう。

(辻川)