こんにちは。サポートメンバーの田原です。
今日は、優秀なビジネスマンの一側面について考えたいと思います。
私が在籍している会計事務所は一応外資系ですので、日系でよく話を聞くような形式的でめんどくさい上下関係はあまりありません。
ですので、全員参加の飲み会は一切ありませんし、逆に上司と合コンに行くこともままあります。
基本的に3年位で振るいに掛けられ、その後も厳しい競争が続くので、8年以上勤めている人は皆驚くほど優秀です。
ただ我々会計士のような専門職の業界では、優秀には2種類のタイプがあります。
一つは「職人肌系」で、もう一つは「ナイスなビジネスマン系」です。
前者は会計が好きで好きで、いつも会計のことを考えているうちに、クライアントの要望に何でも応えられるほど会計に詳しくなった専門家です。土日も仕事か勉強しかしません。
後者も、公認会計士であるからには、会計の知識は当然に持っています。しかし後者はそれ以上に「クライアントに愛されるキャラ」を持っているのが特徴です。基本的に会計のことより、クライアントのことの方に興味を持ってます。遊ぶ時も本気なのはこのタイプです。
合コンでモテるのは勿論後者です。
あるマネージャーAさん(現在海外赴任中)はいつも部下の合コンに参加しては、おいしいところを持っていってました。
Aさんは
「合コンにはビジネスに大事な要素が全部入ってる。」
が口癖でした。
ある時、Aさんになんでそんなモテるのか聞いてみたことがあります。
Aさんは秘訣を教えてくれました。
「まず良く聞く。そして女の子の言って欲しいことだけ言えばいいんだよ。」
「そしてたまーに、予想外の一言を言えばいいんだよ。凄い喜ぶから。」
この言葉が僕に刺さったのは数年後でした。
私の尊敬するマネージャーで、根っこは「職人肌」タイプだけども「ナイスなビジネスマン」のスキルの研鑽にも余念がないBさんに、仕事の相談をした時です。
その時私は、自分が正しいと思ってこだわってやった仕事の方針が上司やクライアントから評価されずに悩んでいました。
「上司やクライアントが、お前に期待してることをまず正確に把握しろ。」
「お前のこだわりがあるなら、それはその期待を踏まえた上で出せ。それなら喜んで受け入れてくれるから。」
「実際、相手の期待を上回らんと印象には残らん。こだわりはそうなるように発揮しろ。」
Bさんのこのアドバイスを聞いた時に、私はAさんの秘訣を思い出したのです。
これは一般的なマーケティング理論とも整合的で、何ら目新しい話ではないとは思います。
それでも頑張っている人が空回りする罠というのは、本当にたくさんあります。
いつでも「相手」あってのことなので「相手」のことを考えないといけないのです。
合コンも仕事もこの点では同じです。
いつでも「自分」を出すことに夢中になってないか、「相手」のことを考えているか。
私は今でも悩むことですが、頑張る方向性は分かった気がしています。
仕事で伸び悩んでいる人は合コンにでも行って、Aさんの秘訣を実践してみるのもいいかもしれません。
しかしモテるかどうかは、保証しません。
Aさんがイケメンだったことは、最後に付け加えておきます。
(田原)
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