こんにちは。ShareWisの辻川です。
最近ひょんなことから起業家育成学校Founder Instituteの運営者の方とばったり出くわし、ひょんなことからメンターとしてプログラムに参加することになりました。
「いやいや、お前自身起業家育成学校に通う側だろ」とお叱りの声をいただきそうですが、僕が参加したセッション「リサーチと顧客開拓」では、ShareWisで実施しているユーザーアンケートやインタビューの方法について説明させていただき、起業して間もない自分だからこそ、具体的な手法についてお伝えできたのではないかと思っています。
今日は、Founder Instituteに参加してみて本当に驚いた、アメリカ発祥の起業家育成学校のすごさを紹介したいと思います。
Founder Instituteって何?
Founder Instituteはシリコンバレー発祥の起業家育成学校です。
学校といっても、専門学校のようなものではなく、3ヶ月という短い期間で、主には週1回平日の夜にセッションという授業のようなものが開催され、全てのセッションを終えたら卒業、といった短期のプログラムです。
平日夜開催ということもあり、会社に勤めながら参加される方も多いようです。
Tech Crunch 会社を辞めずに参加可能、アクセラレータ「Founder Institute」が日本初の支部を関西に設立
Founder Instituteって何がすごい?
卒業の難しさ
このFounder Institute何がすごいって、卒業するのがめちゃくちゃ難しいんです。だいたい6割~7割の人は途中でドロップアウトしてしまうそうです。
ドロップアウトされるか残れるかの判断はレーティング(評価)で決まります。レーティングは各所で行われ、セッションの中で実施されるピッチにももちろん点数が付けられますし、参加者同士のディスカッションでも参加者がお互いに点数を付け合います。
さらに、メンターやあるいは運営者も点数を付けられ、レーティングが低いと落とされることがあるそうです。
互いが互いを監視し合う仕組みが構築されていて、きちんと監視できていないと、それはそれでペナルティが発生することもあり、さながら軍事訓練のような様相を呈しています(軍事訓練参加したことありませんが)。
このようなストイックな環境に参加してみて、「全然日本っぽくない!アメリカンだ!」と感じました。
洗練されたカリキュラム
アメリカ発祥の有名なシードアクセラレーターとして、Y CombinatorやTechstarts、500 Startupsがいます。これらのシードアクセラレーターは、サービスを開発するスタートアップをサポートし、メンタリングやデモデイを行う、というやり方を実践されていることが多いですが、Founder Instituteは趣が少し異なります。
3ヶ月、毎週しっかりカリキュラムに沿って、セッションをこなしていくことになります。
セッション毎に達成すべきゴールが決まっており、また課題も課されます。
そして、その課題がまたすごいです。
例えば、僕が参加した「リサーチと顧客開拓」では、「想定しているサービスのユーザーとなり得る人と合計6時間インタビューする」や「B向けサービスの場合は数十件、C向けサービスの場合は数百件のアンケートを集める」など、1週間でこんなにできるのか!?と驚くようほど盛りだくさんの課題がかせられていました(もちろん提出が遅れたり、クオリティが低い場合はレーティングが下がります)。
その分、カリキュラムは全世界共通のしっかり練られたものになっています。このステップでカリキュラムをこなしていけば、成功できる!ということが約束された、とまではいいませんが、実際にFounder Institute卒業生として多くの成功事例を輩出しています。
卒業生の成功確率
洗練された厳しいカリキュラムを乗り越えた人は、卒業の際に登記を行い法人を設立し、実際に起業します。今まで数千の企業を輩出し、その4割が資金調達に成功しているそうです。Udemyもここの卒業生なんですね。
もちろん、Founder Instituteを卒業できたからといって、100%成功が保証されるわけではありませんが、これほど厳しいカリキュラムを乗り越えることで、成功の確度というのは確実に高まるのだと思います。
次回は東京で開催されるそうなので、起業を考えていて、ストイックなプログラムでも卒業してみせる!という熱い思いをお持ちの方は是非参加を検討してみはいかがでしょうか。
とはいっても、自身の体験から考えても、事前の想定とは異なることばかり起こるのがスタートアップです。
そんな、実際のスタートアップに身をおきたい!という方は、是非ShareWisにご参加ください!!
(辻川)
コメント