見えざる道具をうまく扱うには – UXデザインで大切なこと

2021年1月からプロダクトデザイナーとしてシェアウィズに新しく参加した鷲田と申します。

現在社会人3年目でブランディング、写真、動画、グラフィックデザイン、UI・UXデザインなど様々なデザインに関することを経験してきました。

UXとの出会い

明確な目標がなく漠然と色々なことをやってきた結果、それなりにこなせる一方で”私といえばこれ”というものがありませんでした。

そんなときにUI・UXに出会い、ただ自分の好きなように表層をデザインするのではなく、そのデザインに至るまでの道のり、UX戦略を考えることに魅力を感じました。

すべてのデザインが意味を持っている、ユーザーにとっての最適は自分にとっての最適だということに気付かされ、はっとしたことを覚えています。

見えざる道具としてユーザーを正しく導き最適化することが私のミッションだと思っています。

オライリーのUIやUX関連の書籍の写真

「デザインの伝え方」という本はアプリやWebサイトなどを提供するサービスを運用されている方、特にステークホルダーに読んでいただきたい書籍No.1です。

今回はそんな私がUXデザインで気をつけていることを紹介します。

そもそもUXデザインって何?

UX(ユーザーエクスペリエンス)という言葉はみなさん耳にしたことがあると思います。
UXに関する仕事として、UXデザインとUX戦略がありますが今回は前者についてお話します。

まず、UXデザインというのは「体験」をデザインする、つまり潜在的(もしくはそもそも気づいていない状態)に求めている体験がストレスなく実行できるようにユーザーを誘導する仕組みを作ることです。

プロダクトを制作する上ではこの「体験」が非常に重要な役割を担っています。

体験のデザインでは、相手への思いやりが大切だと思っています。

常に操作や体験をする相手の立場に立って考えること、これはデザイナーにはなくてはならないスキルです。

UXデザインの最初の一歩

もちろんデザイナーだけではなく、会社のメンバー全員が同じ方向を向けていたら大きな力になります。

UXが社内で共通言語化されれば、あらゆる体験の質が向上し、

  • サービスを提供する弊社の体験が良くなり、
  • サービスを使用する顧客の体験が良くなり、
  • サービスを通じて社会の学びそのものが良くなる

の三方よしな状態が実現できるのではと思っています。

最初の一歩はまずは社内から。
たとえば、グラフィック系やWebデザイナーへ「いい感じで!」と依頼するプロセス。
デザインの本質は「思考のプロセスを経た結果としての表現」なので、決してアートのように内から湧き出て自分を表現するものではありません。そして、デザイナーはなんでも生み出せる万能の神でもないのです。残念ながら素晴らしい絵画も描けません。
依頼それ自体においても作り手にわかるようにプロセスを伝える、想像させるのではなく具体的に依頼する。こんな社内UXの改善から手掛けるのがいいのではと思います。

こんなことを意識しながら、誰もが使いやすいプロダクトを作っていきたいと思います!

余談ですが、シェアウィズのプロダクトチームはみなさん外国の方で、英語をなんとなく書けてなんとなく聞くことができる私にとってコミュニケーションが一番の試練となりました。ブレイクスルーできるように、毎日欠かさず勉強を頑張っています。在籍中にどれだけ勉強して、英語力が伸びるのかも自分の中で課題にしています(笑)。

(鷲田)

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