GitとPivotal Trackerを使ったエンジニアの評価方法について

こんにちは、ShareWisの門脇です。
今日は、ShareWis開発チーム内で採用している、GitとPivotal Trackerをつかったエンジニアの評価方法について紹介したいと思います。
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評価を数値化する

チーム内で心がけているのは、開発チームの各メンバーに対する評価をきちんと数値化する、ということです。
各メンバーのチームに対する貢献度を数値化することで、他のメンバーと比較して、あるいは過去の自分と比較して、今の自分がどういう位置にいるのか、はっきりと把握できるようになります。
自分の位置を把握することで次の目標を立てやすくなるので、その目標の達成に向かって各メンバーのモチベーションも向上するんじゃないでしょうか。
でも、評価の数値化ってどうやればいいんでしょう?僕も最初はどうすればいいのかわからず、何度も試行錯誤を繰り返しながら、今採用している方法に一旦落ち着きました。
ではここからは、ShareWis開発チームが評価の数値化に使っているツールを2つ、紹介したいと思います。

Git

1つ目はGitです。かなりメジャーな分散型バージョン管理システムですね。
開発メンバーがソースコードを修正したら、Gitにその修正点をコミットし、開発チーム全体に共有する、という使い方をするツールになります。
そんなGitには、各メンバーが何回コミットしたのかという情報を、期間を指定して出力する機能があります。
例えば、次のコマンドを実行すると、

 $ git shortlog -s --no-merges --after=2013/02/21 --before=2013/03/20

以下の様に、開発メンバーごとのコミット数(上のコマンドだと2013/02/23から2013/03/20までのもの)をリストで出力することができます。

   134  Taro Yamada
   724  Hanako Yamada
   552  Ichiro Suzuki
    14  Ziro Suzuki
    65  Saburo Suzuki

ShareWis開発チームでは、各メンバーの毎月のコミット数を評価指標の一部として利用しており、たくさんコミットすればするほど評価が高まるという仕組みを導入しています。
後のソースコード管理コストを低くするために、別途「できるだけ細かくコミットする」という意思統一をチーム内で図っているので、それに従えばコミット数も多くなり、評価の向上にもつながります。

Pivotal Tracker

2つ目はPivotal Trackerです。アジャイル開発手法にのっとった形でソフトウェア開発を進めていくためのタスク管理ツールです。
タスクを「ストーリー」として登録した後、ストーリーの担当メンバーと、そのストーリーを完了するのに必要な工数を設定し、その後の進捗を管理する、といった使い方になります。
ShareWis開発チームでは、各メンバーの毎月の完了工数を評価指標の一部として利用しており、たくさんストーリーを完了させればさせるほど評価が高まるという仕組みを導入しています。
工数は「1/2/3」といった相対的なポイントとして設定するので、集計がややこしくなりにくく、誰にでもわかりやすい指標として重宝しています。

まとめ

ShareWis開発チームがエンジニアを評価しているために使っているツールを2つ紹介しました。
評価の数値化は大事だと思うのですが、それが目的になってはいけません。
どちらのツールも、普段は本来の目的・用途で使っているだけで、自然と各メンバーの活動内容が数値として上がってくることが、素晴らしいポイントだと思います。
みなさんはどんなツールを使って、評価を数値化していますか?
「こんなのありますよ」と教えていただけるととってもうれしいです!
(門脇)

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