SNSはビジネスパーソンにとっての「サードコミュニティ」と言えるか?

こんにちは、マーケターの長江です。いきなりで恐縮ですが、みなさんは「サードコミュニティ」を持っているでしょうか。
サードコミュニティとは、家族(ファーストコミュニティ)でも職場・学校(セカンドコミュニティ)でもなく、心地良い時間を過ごせる第3のコミュニティのことを指します。

SNSの投稿を眺めることは「学び」と言えるのか?
こんにちは、マーケターの長江です。いきなりで恐縮ですが、皆さんは「SNSは自分にとって学びになっている」と感じますでしょうか。私にとって、無くてはならない存在「だった」SNS私の社会人キャリアスタートは2010年。前年にFacebookが日

前回のシェアウィズブログではSNSを眺めること自体が学びになりうるか、を考察しましたが、今回の記事ではSNSが「サードコミュニティ」として期待できるかを考えていければと思います。

採用特化ではなく、ビジネスパーソンが活発に議論するLinkedIn

私は2020年秋からLinkedIn公認クリエイターとして活動していましたが、今年の7月の公認クリエイター制度の承認制への移行により、公認と名乗ることは一旦卒業ということになりました。

それもそのはず、LinkedInクリエイターは公式クリエイターグループだけでも約280名(2021年9月現在)。約1年間、1人1人発掘し、公認制で運用してきた日本のLinkedInニュース編集部のみなさんは大変だったと思います。手動では対応しきれないくらい、アクティブなユーザーが増えている状況で、やむなく承認制にせざるを得なかったのだと推察します。もはやLinkedInの採用SNSという側面は、良い意味でワンオブゼムになっている感じがしますね。

LinkedInが就活やビジネスで注目されている背景 | 就職四季報プラスワン
今年に入り、 爆発的に流行したClubhouse(クラブハウス)。一時の熱狂をよそに、アクティブに利用している人を周りでは見かけなくなってしまい、すでに「オワコン化」が進んでいるように思う。このように、SNSは…

なぜここまでLinkedInにユーザーが増えているのかを改めて考えてみると、他のSNSにはない、アクティブなビジネスコミュニケーションにあるのではないかと思います。

例えば、LinkedInで一躍著名人になった鈴木祐美子さんは、元専業主婦で復職に苦労された経験から、女性活躍に関する発信を継続的にされています。最近ではBBCニュースでも鈴木さんのキャリアについて、日本の社会問題として取り上げられました。

Japan's huge army of under-employed ex-housewives
Why women are still battling for better jobs in the world's third largest economy.

私自身も、幼い二人娘が今後社会でどのように幸せに生きていけるのか…旧態依然とした社会構造が彼女たちを苦しめないだろうか…自分が大人として何かできることはないかなどなど、普段の生活ではあまり話題に出したりしないようなことも、鈴木さんの投稿上のコメントでは、ついついコメントで自分の意見を述べてしまうんですよね。

私のコメントに鈴木さんからも返答コメントをもらって、「女性の視点はこうなのか」と納得する。そして、また新しい投稿でもやりとりをする…そのようなコミュニケーションを客観的に見て、自分はLinkedInを「サードコミュニティ」として認識し、結果的に居座り続けているいるのだろうなと思っています。

LinkedInに向き合っている時間は、周りの目をあまり気にせず、社会に物申せる…そして、反応があることが嬉しい。私以外にもそのような趣向の方が、ぞろぞろと集まっている感じがするんです。私が鈴木さんをフォローして、私の投稿もまただれかにコメントで意見をもらえたりするように。つながりを紐帯として自由闊達に発信し続けられるコミュニティだからこそ、一過性では終わらない盛り上がりがあるのではないでしょうか。

やっぱり大好きTwitter、新しい出会いの宝庫

Twitterも2020年頃から、著名人ではない個人ユーザーも顔出し状態で(もしくはキャラクターに扮して)ビジネス運用が急増してきた様相です。

https://magota01.com/ohayo-sentai/

特に #おは戦 と呼ばれる、毎朝の挨拶をツイートするユーザーコミュニティは、オンラインサロンのようなクローズドな環境下ではなく、出勤前という時間を共通項として、オープン且つ趣味趣向を制限しない新しい出会いが毎朝続々と生み出されています。ありがたいことに、そのようなコミュニケーションの中から、継続してやりとりしている方とたまたまお仕事に繋がることもあるので、非常に稀有な環境だと感じています。

もっとも、SNSマーケティングとか、ソーシャルセリングとか言われるような、ビジネス上でのリード(≒商談)ジェネレーションを基軸とするような意味合いでは、個人的に捉えていません。現実のビジネス交流会でひたすら自社のサービス紹介を押し付けてくるような人とは、その後の付き合いって減ってしまいますよね。

社交場の側面が強いSNSコミュニティの中では、「今日は雨が降っているから気分がのらない」とか「朝から子どもが学校行きたくないと大暴れ…お疲れさま」とか、日々の与太話で打ち解け、お互いの人間性を理解できて初めて、「この人とは実際のビジネスの話題をしても良いかな」という信頼関係が生まれるものだと思うのです。

一方で国内ユーザー数4400万人(2017年時点の公式発表)を有すると言われるTwitterですから、ビジネス勧誘を強要するような不快な出会いにも一定遭遇することがあります。プロフィールに記載されている情報が、実際やりとりすると全然中身がないということもしばしば。。。

LinkedInやFacebookと違って、自身の経歴などを記載する必然性がないため、悪意を持った詐欺商材を販促したい方を防げないのは、受け入れざるしかないですよね。しかし、出会いの可能性・ビジネス利用ユーザーの絶対数が多いのは間違いなくTwitterです。日本最大の「サードコミュニティ」といっても過言ではないと思います。

カジュアル面談の可能性が拡がるMeety

最後にご紹介するのは、昨年2020年10月にローンチされた、カジュアル面談プラットフォームのMeetyです。LinkedInで知り合った、フリークアウト社の前平さんから教えてもらったのですが、これが面白いんです。

Meety | カジュアル面談プラットフォーム
Meetyは、”話せるネタ”をキッカケに、企業の中の人と直接つながるカジュアル面談プラットフォームです。

ただただ求職者と採用担当をマッチングさせるのではなく、それぞれが気になると思う”話せるネタ”が合致すれば、面談成立となるんですよね。話題は様々で、キャリアに関することはもちろん、CEOによる起業秘話や、個人的な悩みの共有など個性的なものに溢れています。

マッチングプラットフォーム上のたまたまの出会いで、そこから転職に繋がったり協業に繋がったりする。もしくは、「サードコミュニティ」における信頼できる仲間が見つかる。テクノロジーの力で、ここまで出会いの自由化が推進された時代に自分が生きていることを、これ以上幸せに感じることはありません(言いすぎかな?笑)

社会人と話せるのは採用面接の場だけ。しかも、かしこまった「志望動機」の提示がまるで企業内への通行チケットのように強要されている。そんな旧来的な出会いのお作法は、Meetyが大きくなっていけばいくほど、これから徐々に無用の長物になっていくのでしょうね。

まとめ

SNSは「サードコミュニティ」と言えるか?というテーマで、私の実際の体験を中心に「コミュニティ」と言えるに違いない…という無言の圧力のもと、論説を展開してきました(笑)

コロナ禍の外出自粛で、リアルの新しい出会いは、ほとんどゼロに近くなるまで無くなってきている中、SNSを通した出会いはビジネス利用というMagicalなフィルターを通して、際限なく可能性が拡張されていくものだと感じています。

つまるところ、純粋に社会人と話したいという大学生の方や、シェアウィズのことを先ずはどういう会社か知りたい転職希望の方、近い業界でビジネスの情報交換をしたいという方などなど、各媒体で実名顔出しでやっている、長江のSNSアカウントにぜひ積極的に話しかけてみてください。

そこで重要なのは、マーケティングの小難しい話をしたいわけでは決して無いということです。「自分は共通話題があるかどうか不安」「サイトに問い合わせるほどの勇気はない」という方も、ぜひお気軽にお声がけいただければ嬉しいです。

少なくとも私にとってSNSという場所は総て「サードコミュニティ」です。あなたにとってSNSが「サードコミュニティ」であるかどうか、まだ確信が持てなかったとしても、私と出会えて楽しい時間になったら、少なくともそう感じてくれるのではと、信じてやみません。コメント・メッセージどしどし、お待ちしています!

(長江)

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