こんにちは。ShareWisの齋藤です。
今回は、誰かに何かを「教える」ことについてのお話です。
みなさんの同僚や上司で、「教え上手な人」は「仕事がデキる人」であることが多いのではないでしょうか?
教え上手は後輩からも慕われ、チームの雰囲気もよくなります。
では、どうすれば教え上手になることができるのでしょうか。
3つポイントがあります。
1.ポイントを絞って教える
人間の脳は万能ではなく、長くつらつら教えられたことを全て覚えておくことができません。
(但し、教える側は意外とその事実を意識できていないことが多くあります。)
「今日教えることは3点。◯◯と△△と□□です。まず◯◯についてですが・・・」というようにポイントを絞って教えていきましょう。
その中で実例を交えたり背景を教えたりしてわかりやすく教えることは大事ですが、どんなに頑張って教えても「全てを覚え理解させことはできない」ということを踏まえて教えましょう。
2.相手のレベルに合わせて教える
先輩から何かを教えてもらったときに、話しているレベルについていけず、結局全く理解することができなかったことはないですか?
また、後輩という立場上「あなたが何を言っているのかさっぱりわかりません!!」とも言いづらく、結局あとで聞くハメになり「君は何を聞いてたの?一回教えたよね?」と叱られることもあるかと思います。
もちろん後輩が聞き直すことも大事ですが、「教えられる側のレベルに立って教える」ことが何より大事です。
「あの子には、この用語を使ったら少し難しいだろうな。」
「彼は理解が早いからこのくらいのテンポで進めていこう」
教える前に相手のことを考えて、どのような形で教えるのがベストかシミュレーションしてから臨みましょう。
※自分目線だけではなく、教える相手目線でもシミュレーションしてみましょう。
3.相手をノらせる
人には多かれ少なかれ「承認欲求」というものがあります。
誰かから認められたい!という欲求ですね。
■承認欲求
http://ja.wikipedia.org/wiki/承認欲求
池上彰さんの番組がなぜウケるのか。
その理由の1つとして出演者に「イイ質問ですね!」とノらせる仕掛けを入れていることがあります。
あの出演者はあくまでも生徒役という視聴者の自己投影の役割を担っている為、自分も少し認められたような気分を無意識に味わう効果もあるのです。(あくまでも個人差はあります)
つまり、相手を認め相手に気持ちよく学んでもらうことが大事なのです。
こまめに質問を投げてあげ、答えられたら褒めてあげる。もちろんわざとらしくしないことがポイントです。
また、「この分野は◯◯君が得意なところだと思うけど・・・」というように、さりげなく認めてあげることも大事です。
但し、たまに例外の人もいるのでケースバイケースであることも頭に入れておきましょう。
私の事例ですが、「褒めてもらうのは嫌。とにかく冷たく扱われると嬉しくなって気持ちよく学べる」という後輩の女性がいました。
いかがでしたでしょうか。
「教える」という力はビジネスのみならず、生きていく上でとても大事な力ですが、意識することで少しずつ成長していくことができます。
また、「教えることで学ぶ」ことも大きな教えることのメリットの1つです。
誰かにわかりやすく教える為に、一回自分の中で噛み砕く過程が、教える側の学びを助長することにもなるのです。
ShareWisは無料学習サービスである一方、「知識を教え学び合う」ことができるサービスでもあります。
自分の得意な知識を誰かにわかりやすく教え、学び合うことができます。
「日本人は教えるのが下手」と言う方もいますが、「教える実践の場」を僕らはShareWis上に提供していき、教える力の向上に役立てていきたいと考えています。
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