こんにちは、ShareWisの齋藤です。
僕たちは少ないメンバーで無料学習サイトShareWisはもちろん、企業とタイアップしたサービスなど、様々なサービスの企画から開発まで取り組んでいます。
リソース(ヒト・モノ・カネ)が少ないからこそ、ShareWisで工夫して行っている方法をご紹介します。
ビジネスモデルを整理する
少人数での新規サービスの立ち上げというと勢いで「このサービスならいけるだろう」と思い込みで進みがちです。
もちろん勢いは大事ですが、しっかりとビジネスの強み、弱み、リスクはどこなのかといった情報を整理する必要があります。
とはいえ、何十ページにも及ぶ事業計画書を作るのは大変なので、僕たちはビジネスモデルキャンバスを使ってビジネスを整理しています。
そしてこのキャンバスを壁に張り、いつでも眺められることで全体のビジネスの流れを忘れないようにしています。
最低限の価値をユーザーに届ける
いきなり「初月1,000万ユーザー獲得の為の機能を作るぞ!」といっても無理があります。
まずはそのサービスで「ターゲットとなる人に届けたい”最低限”の価値」を考えるべきです。
例えばShareWisでは一般ユーザーが投稿を行うことができますが、この機能を作ったのはサービスをリリースしてしばらく経ってからのことです。
それより、”「知識の地図」で学びのきっかけとなるような学習体験をしてもらう”ことが何より僕たちがユーザーさんに提供したい価値だったので、ここの機能にフォーカスしたものをリリースしています。
少ないリソースだと多くの機能を開発する余裕がありません。
だからといってサービスのリリースを遅らせていたのでは、いつまで経っても価値をユーザーさんに届けることができません。
最初は最低限の価値を持った製品を作りリリースすることに注力しましょう。
※MVP(Minimum Variable Product)という呼び方が一般的です。
ひたすら改善
サービスをリリースして一段落ですが、ここからが本当の勝負です。
実際にサービスをリリースしたもののユーザーに届けたい価値が伝わっていなかった、価値を伝えたいユーザーにリーチできていなかった、届けたい価値に魅力を感じるユーザーがそもそもいなかった…等、リリースしてからわかることはたくさんあります。
ユーザーさんにインタビューをしたり、アンケートをとってみる等の定性的な観測はもちろん、定量的なデータから分かる事もたくさんあります。
例えば新規登録者が次に訪問する割合が異常に低い場合、登録後のチュートリアルが必要なのではないかなど、次に訪問してもらえやすくするような施策を打つことができます。
データというとPVやユーザー数にどうしても目がいきがちですが、まずは継続的に使ってもらえるようなサービスを目指していくよう、常に改善していくことが大事です。
ちなみに僕たちはこの定量的なユーザー分析について主にMixpanelというツールで分析しています。
新規サービスを立ち上げるときは、上手くいったときのポジティブな妄想ばかりをしがちで、後々に全く使われないサービスになってしまったり、リリースにすら至らなかったりしてしまうケースが多々あります。
もちろん自分のサービスにある意味妄信的になることも大事ですが、しっかりと地に足をつけたサービス開発が必要となります。
さて、ShareWisでは今後も新しいサービス立ち上げや、今のShareWisの改善にどんどん取り組んでいきます。
そんな経験をしてみたい!自分の技術で教育の世界を変えていきたい!という方はぜひご連絡ください。
(齋藤)
コメント