こんにちは、ShareWis開発チームの濱田です。前回に引き続き今回もツールの移行話を一つ。
この度、ShareWisでは夏前から全社的に使っていたHipChatをSlackに移行しました。
Slackは最近流行っていますのでツールの長所の紹介は他の記事にお任せし、
今回はSlackとHipChatの比較を主に行います。
SlackがHipChatより良い所
- 1. ユーザのアイコンが表示される
- 2. デザインが綺麗
- 3. 投稿にお気に入りを付けられる
- 4. 投稿にURLが割り振られている(時刻をクリック)
- 5. 個人的なメモもslackbotに放り込めばOK
- 6. 投稿を編集/削除出来る
HipChatの方が良い所
- 1. 無料でも運用出来る
- 2. Hubotが別のIntegrationによる投稿もhearしてくれる
- 3. Hubotが1ユーザとして扱われる
Slackの方が良い所
やはりHipChatで大きく不満なのはユーザのアイコンが表示されないところでしょう。これは特に人数の多いチームだとストレスになると思います。SlackはHipChatに比べUIがリッチなので非エンジニアの人にも受け入れられやすいですね。
3, 4に関してSlackは投稿をお気に入り(スター)登録し、簡単に後から見返す事ができます。さらに全ての投稿にはURLが振られていますのでよそでSlackの書き込みをシェアするのも簡単に行うことが出来ます。投稿のURLは書き込み時刻クリックで取得可能。
そしてもう一点、Slackで特徴的なのは最初からSlackbotというbotがユーザ扱いでチームに参加しているということです。
わざわざhubotなどを用意しなくてもちょっとした書き込みへの反応くらいならSlackbotでも賄うことが出来ます。さらにこのSlackbotにはプライベートメッセージも送ることが出来ますので
誰にも見せる必要のない、かと言ってevernoteなどに放り込む必要もないちょっとしたメモなどもSlackbotに向けて書き込めば後から検索可能になります。
HipChatの方が良い所
SlackはやはりHipChatに比べるとやや割高(6.67$/user/month)。一応無料プランもありますが他サービスとの連携が5サービスまでとかなり厳しいので、すぐに有料プランに移行せざるを得ないでしょう。ただし、Slackは100$のクーポンが最初にあるので少なくとも最初の1ヶ月くらいは無料でまかなえます。
さらに紹介クーポンもあり。
そしてSlackがHipChatより大きく劣っているのはhubotの扱い。外部連携で簡単に導入は出来るんですが、HipChatと違いhubotを1ユーザとして扱ってくれないので他の外部連携による書き込みにhubotが反応出来ないなどの問題があります。これを回避するにはxmppでhubotを運用するなど一手間掛かります。これを改善しようという動きもあるようなので、来年には状況が変わってくるかもしれません。
https://github.com/tinyspeck/hubot-slack/issues/16
@mdwragg @GEdesign Hubot v2 is coming soon. It'll be able to hang out in all your private groups and will just generally be a cooler bot.
— Slack (@SlackHQ) October 5, 2014
Slackでhubotをxmpp運用する際に参考にした記事
http://ja.ngs.io/2014/08/01/slack-hubot-xmpp/
http://www.sekailab.com/wp/2014/09/18/hubot-xmpp-slack/
結論
最近イケイケのSlackですが、上記のようにHipChatの方が優れている点もあります。シンプルでとても使いやすいですし。よってエンジニアチームなどで小さくチャットツールを導入するなら
HipChatから初めてShareWisのように全社的に導入する際にSlackへ移行というのが良いのではないでしょうか。
(濱田)
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