OKRを魔改造した独自の目標管理フレームワークの試運転を開始しました

こんにちは。ShareWisの辻川です。

ほとんどすべての企業が何らかの目標設定、目標管理の仕組みを導入していると思います。各自がバラバラに好き勝手活動するのではなく、組織として攻めていく方向性を揃える目標を定めてこそ、突破力が生まれます(ちなみに、協力するとパワーが出るという例えで三本の矢の話なんかがありますが、こん棒で突かれるより、針で突かれた方が針先に力が集中して痛い、という例えが個人的に好きです)。

目標管理の手法の中でも企業の大小を問わず注目を集めているのがOKR。かくいう弊社もOKRを活用していました。

OKRとは――意味、MBOやKPIとの違い、具体的な運用例をわかりやすく解説 - 『日本の人事部』
OKR(Objective and Key Result)とは、目標と達成度を測る指標をリンクさせ、企業やチーム、個人が向かうべき方向とやるべきことを明確にする目標管理手法です。IntelやGoogleなどが採用していることで知られています。

OKRは基本となる型はあるものの、その型をカスタマイズして、各社各様、各部署各様に活用されていることが多いです。

日本企業のOKR導入事例をまとめました|奥田和広|note
こんにちは、株式会社タバネルの奥田です。 OKRの導入を検討している、もしくはすでに導入しているがもっと活用したいとお考えの方は、他社の導入事例を参考にしたいとお考えではないでしょうか? たくさんのOKR導入事例がネット上にはあふれていますが、みなさんの参考になる記事をリンクとともに、まとめてみました。 どの記事...

弊社もOKRを自社流にアレンジして運用していたのですが、それならもう名前すら変えてしまっていいんじゃないかという思いに至りました。

この記事では、魔改造したOKRであるDTAについて紹介したいと思います。

OKRの名前を変えようと思った理由

Oのエモさ足らず

一般的に、Oはワクワクするような目標、エモさ重視、
一方、KRは考えるとお腹が痛くなるような簡単には達成できない、具体的で計測可能な内容が望ましいとされています。

でも待ってください。

Oはエモさが重要な割に、Objective という言葉の響きはあまりエモさを想起しません。なんなら、「目標」という名詞なのに “-tive” で終わっていて形容詞みたいな見てくれをしているところに、やや近づきがたい印象を持ちます(個人的な意見です)。
ここら辺の語感は、ネイティブの英語スピーカーと意見が異なるところなのでしょうが、ワクワク感を想起させることが重要なら呼び方自体変えるのも1つの手だなと思います。

弊社では外国人のメンバーも多いので、もう少しエモさが伝わる英単語を採用しようと思い、

Objective → Dream

に名称変更しました。

「夢」はやっぱりエモいですね。

KRはなぜ2文字なのか

PDCAはPとDとCとAの4つのアルファベットがあり、それぞれPlan、Do、Check,Action に対応しています。
KPTもKとPとTで、Keep、Problem、Try の3つに対応しています。

そんな中OKRです。
OとKとRの3つのアルファベットなので、3項目かと思ったら、OとKRの2つです。
なんということでしょう。

これはまずいと思い、以下のように1文字に変えました。

Key Results → Totatsu (到達)

さっき英単語をチョイスすると言っておきながら、さっそく日本語です。

KRをResult だけにするとか、Achievement にするとか英単語1語の選択肢も考えたのですが、いまいちしっくりこなかったので、Dream で目指した方向に対する四半期期末時点の「到達」点ということでそのまま Totatsu にしました。

OKRの運用にToDo的なものを付与

OKRの運用で問題になるのが、部署やチームの成熟度によって、Oの粒度やKRの粒度が異なりがちというのがあります。

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こんにちは。HR統括部の前田です。 先週は人事マネージャーの船橋が人事で試験導入を行ったOKRについて、導入の背景やOKRの設定で気をつけたこと、試験導入後のふりかえりについてこちらの記事で紹介いたしました。 今回はその後編として、実際に労務チームで1Qに取り組んだOKRについて…

新規事業っぽいものや特大の機能リリースなんかは野心的なOと相性がいいですが、ある程度型が決まった仕事が多い部門だと、Oをひねり出すのが難しかったり、KRがToDoっぽくなってしまうという課題に直面しやすいと思います。

それはそういうもの、と割り切ったり、なんとか頑張って粒度を揃えるというのもありですが、せっかく名前を変えるなら、そういった状況にも耐えうるようにと、Dream とTotatsu の下にAction という3つ目のToDoぽい要素を追加しました。

運用上、Action は常に必要なわけではなく、Dream とTotatsu だけ設定して、Action は個々人や Totatsu の内容に応じて設定したりしなかったりという形にしています。

※ Action を単純にこなせば達成できるような類ではない野心的なTotatsu (Deam 寄りなT)と、Action の集合体っぽいTotatsu (Action 寄りのT)とを区別するために前者をT1、後者をT2と呼んで区別するようにしています(T2という呼び方はK2みたいで山っぽいですね https://ja.wikipedia.org/wiki/K2 )。

以上、3つの要素の構造をまとめたのが以下の図です。

DTA

(余談ですがこの手のちょっとした図を作るとき Whimsical がめちゃくちゃ便利だと思います)

Whimsical - Where Great Ideas Take Shape
Whimsical is the visual workspace for thinking and collaboration, combining flowcharts, wireframes, sticky notes, mind maps and docs. Crafted for speed and clar...

言葉を魔改造してよかったこと

DTAの運用は始まったばかり。
自社の目標設定・目標管理にうまくフィットするように、改善を重ねていきたいと思います。

そんな中さっそくちょこっと嬉しいことが起こりました。

社内のメンバーとの雑談のさなか、「このままだと今年のクリスマスを1人で過ごすことになってしまいそう」という話題が出てきました。

その悩みに対してあるメンバーが「最高のパートナーを見つけるというDに対して、クリスマスが近づいてきたから急いで彼氏、彼女を作るというのはTじゃなくて、Dakyo(妥協)でDDやん。」と言っているのを耳にしました。

普段の会話で若干いじりの要素を含めて活用してもらうことは、自分たちで作った仕組みが定着するためにとても大事なことだと思うので、これを耳にしてちょっと嬉しくなりました。

自社用に作り変えた言葉だからこそ、愛着を持って、いじってもらってなんぼの精神で運用していきたいと思います。


カスタマイズしたOKRの運用を一緒にやりたい方、私ならもっとこう変える!みたいな改善案を出してくれる方を絶賛募集中ですので、ご関心をお持ちの方は下記からお気軽にご連絡ください。

(辻川)

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