小学生からプログラミング!?プログラミング教育の必要性

こんにちは。ShareWisの齋藤です。

今日は最近話題の「プログラミング教育」についてのお話です。

先日、Googleがこんなプログラミング教育をスタートさせました。

Google、10代向けに「ゼロからプログラミング」ワークショップ Raspberry Piで初歩学ぶ

Google、10代向けに「ゼロからプログラミング」ワークショップ Raspberry Piで初歩学ぶ
Google日本法人が、10代の若者や指導者向けにプログラミングを学ぶワークショップを提供するプロジェクトを発足。Raspberry PiとScratchで初歩を学べるようにする。

小型シングルボードコンピュータのRaspberry Piと初心者向けプログラミング言語Scratchを6〜15歳の生徒に教えるワークショップです。

「 小学生からプログラミング!?」と驚かれた方もいるかもしれませんが、世界ではもちろん、日本でも既に行われています。

アメリカでは既に民間団体がいくつかプログラミング教育を行っており、普段の授業でもPhotoshopやiMovieなどを使う学校も多いようです。

また、プログラミングを必修科目化を目指すために設立されたNPO、”Code.org”も設立されており、ますますプログラミング教育熱が高まっています。

※ビル・ゲイツやマーク・ザッカーバーグ、ジャック・ドーシーなどによるプロモーションビデオがYouTubeで見れます。

他にもSkype創業者を生んだエストニアでは何と小学校1年生からプログラミング教育を開始することとなりました。
日本でも私が以前勤めていた私立の小学校では、Scratchを教える授業やレゴ社のマインドストームというプログラムロボットの授業があり、子供達は目を輝かせながら取り組んでいました。

プログラミング教育で何が得られるか

では、なぜプログラミング教育が必要なのでしょうか?
全員プログラマーにしようとでもいうのでしょうか?
実はそうではなく、「ITを活用する力」「論理的思考力」を養うのにプログラミングが適しているからです。

まずITを活用する力についてですが、日本の中学校、高校で情報の授業はあくまでも座学の「知識としてのIT」にとどまっている学校が、残念ながら多くを占めています。

国際成人力調査:日本、読解力と数的思考力で首位  IT活用力で10位

国際成人力調査(PIAAC:ピアック):文部科学省

プログラミングは座学でなく実際に動かす、まさに実践ですから、ITを活用する力の育成に役立つでしょう。
次に論理的思考力ですが、これは「AだからBである」というロジックを立てて考える力で、社会人になってもとても大事な力です。
プログラミングは論理的な命令を目に見える形で動かしてくれるので、論理的思考力を養うのに適しています。

日本にプログラミング教育は必要?

では、日本でプログラミング教育は本当に必要なのでしょうか?必修化する必要があるのでしょうか?

これについては「機会を与える必要はあるけれど、必修化するのは難しい」のではないでしょうか。

IT活用力、ロジカルシンキングだけでなく、プログラミングでは表現力も養うことができ、Scratchなどは正に適切な教材と言えると思います。

ですが、教員でプログラミングをできる人は限られているので、総合的学習時間で失敗したようにばらつきが出すぎて上手くいかないでしょう。

外部NPOや企業のCSRの一環としての講師派遣、そしてeラーニングが中心となり、「プログラミングに触れてもらう機会」を与え、興味を持った子供たちが実際に挑戦できるような仕組みが必要なのではないでしょうか。


いかがでしょうか?皆さんは日本の教育現場において、プログラミング教育が必要だと思いますか?
自分たちがそういった教育を受けてこなかった分、なかなかイメージするのは難しいかもしれませんが、一度考えてみるのも良いかもしれません。

コメント

  1. 山羽ちかこ より:

    我が社は音楽教室。カルチャー教室を経営しております。
    以前より子供のプログラミングを興味深いと考えておりましたが我が社ではそのスキルを持ち合わせておりません。
    現在の生徒のファミリー.会場等を活用して地域の豊かな文化・教育に貢献できればと考えております。何らかななご提案を頂ければ幸いに存じます。