シェアウィズの東京支社の高橋です。
今回は、先日プレスリリースを公開した、翔泳社さんの人気の書籍『Python1年生 体験してわかる!会話でまなべる!プログラミングのしくみ』(森巧尚・著)のオンライン版「ITラーニングPython 1年生」のコースを、私立女子校の「AIと機械学習の体験/Python1年生プログラミング」という授業で活用いただいた際の、レポートをご紹介いたします。
授業で使った書籍とShareWisのオンラインコースについて
簡単に「Python1年生」の書籍、そしてオンライン版について紹介いたします。
書籍『Python1年生 体験してわかる!会話でまなべる!プログラミングのしくみ』(森巧尚・著)は、かわいいキャラクターたちが登場する、会話形式で楽しく学べる、Pythonの入門書です。
特徴は3つ。
- キャラクターの対話形式が楽しい!
- 丁寧な基本文法解説がわかりやすい!
- 平易なサンプルを使ったプログラミングの体験で身につく!
そして、シェアウィズでは翔泳社さんと協力し、この書籍を動画化して、さらに楽しくわかりやすいオンライン講座を作りました!
【ITラーニング】Python1年生 【16講座フルセット】
学校の授業に採用
楽しくわかりやすい動画学習コンテンツなので、早くから私学の先生にも注目していただき、私立の女子中高のプログラミングの授業で採用が決定しました。
この夏スタートするのは、田園調布雙葉中高と大妻嵐山中高の2校です。
まず女子校で採用というのも、今回のかわいいコンテンツらしいですね。
動画講座と書籍を活用したAIとPythonのプログラミング授業については、各校の先生主導で反転学習を実施したり、一人ひとりの理解度に合わせた個別のサポートの実施の検討などを行いながら進めています。
AIを体験する導入授業
さらに、今回の授業にあたり、AIと機械学習の第一人者のひとり株式会社ウタゴエの園田社長をお招きし、授業の最初に、AIと機械学習の現在と未来を一緒に考え、AIを体験してもらうというユニークな導入授業を企画しました。
ウタゴエさんは機械学習を得意とする会社で、創業18年のこの道のプロ集団です。
また園田社長は、2019年より株式会社アステリアの研究開発部門子会社「アステリアART(アート)」の代表としても、AI(主としてマシン・ラーニング)の研究開発を推し進めており、日本のAI技術の牽引役と言える先生です。
実際の授業の様子
授業前半は、AI、機械学習の歴史から最新の研究成果の紹介、機械学習の基本的な考え方のレクチャーを行いました。
第一線の研究者である園田社長ならではのテーマで、生徒のみなさんも興味津々で、とても盛り上がりました。
さらに後半では、実際に生徒が3ステップで機械学習を体験しました。
ステップ1. 書いた数字を画像認識
まずは手で書いた数字を画像認識によって判別させる実演を行いました。
英語圏だと数字の書き方が日本と少し異なるので、画像認識にどのような影響が出るかという詳しい話もレクチャーしました。
ステップ2. グループでAIに学ばせたいテーマを決める
AIに数字以外の画像データを学ばせ、どのような画像認識ができるAIを作りたいか、そのテーマ出しを生徒のみなさんに行っていただきました。
実際に女子生徒がピックアップしたテーマがおもしろかったです。
鳥の画像、さくらんぼの画像…ここまではかわいいものですが、怒りを表した画像、悲しみ、喜び、あたたかさを表した画像…と抽象的なテーマをAIに学習させたいという難しそうなアイデアも出ました。
テーマに沿ってその場で絵を書いて、グループで100個、200個の画像データをAIに学習させました。
ステップ3. 実際にAIに学習させた画像をもとに、画像認識を確認
最後に完成したAIに画像認識を行わせました。
「画像認識が当たったー」
「なんでこの判定なのー!?」
と賑やかな反響も。
実際にAIを体験でき、みんな楽しそうにしていました。
導入授業に参加した生徒の感想(実際のアンケート)
- 今までAIは未知のものでいつか人類が飲み込まれてしまうものだと思っていましたが、今回実際触れてみて、これからの人類の未来を全く別の新しいものに作り替えられるものなのではないかと思いました
- aiaiとたくさん聞いてきましたがそもそもの仕組みを初めて知ることができ、身近なものから社会で使われているものまでこれからしるのが楽しみになりそうです。実際に体験して、こうした学習が先端技術を支えているのだなと思いました。いずれは学習させる人の仕事も変わってくるのかななどと考えながら終わった授業でした。 難しそうなaiをとても分かりやすく解釈できました
- いつも聞いているAIやプログラミングという言葉はいつもはどういうことかわかっていなかったのですが、今回やってみて少しだけどういうことなのかわかった気がしました とても面白かったです”
- AI体験が楽しかったです。自分たちで0からコンピューターに学習させる体験はなかなかできないことだったのでよい時間になりました。 これから、仕事だったりとどんどんAIの技術が発達していくということでしたが、私たち自身がその時代に対応し、うまく活用していける力をさらに身に着けていきたいと思いました。
- 今回は貴重な体験をさせていただきありがとうございました。現在のコンピューターの技術の高さに驚くとともに今後どうなっていくのか楽しみになりました。今後どのような仕事に就くのかはわかりませんが、今回のお話を糧にできればとおもいます
AIを体験できた!という声とともに、将来の仕事のイメージも広がった!という声もありました。
これから、翔泳社とシェアウィズで提供する「Python1年生」のプログラミングの授業にご期待ください!
(高橋)
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