株式会社シェアウィズの花見2014 – 日本人はなぜお花見が好きなのか

こんにちは。ShareWisの齋藤です。
先日の記事でも記載しましたが、最近ShareWisでは様々なチームビルディングを行っています。
その1つとして、先日大阪城公園に花見にいってきました。
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少し散り始めてはいましたが、綺麗な桜を眺めながら花見酒を頂きました。
さて、日本人の定番とも言えるこのお花見ですが、いつくらいから、またなぜ花見をしているのかご存知ですか?
戦後から始まったのでは?と思われる方もいるかもしれませんが、実はその歴史は長いのです。

200年以上前から花見をしていた!

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もともとお花見は奈良時代の貴族の行事が起源だと言われているそうです。
桜の花を眺めながら和歌を詠んでいたようです。
万葉集にもこんな和歌があります。

去年の春逢へりし君に恋ひにてし桜の花は迎へけらしも

現代語訳をすると「去年の春に出逢ったあなたが恋しく、あのときのように今咲いている桜は、まるであなたのことを出迎えているかのようです。」といった意味でしょうか。
何とも風流ですね。

マナー違反者は700年前からいた!?

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鎌倉時代の歌人、吉田兼好は徒然草でこのように嘆いています。

片田舎の人こそ、色こく、万はもて興ずれ。花の本には、ねぢより、立ち寄り、あからめもせずまもりて、酒飲み、連歌して、果は、大きなる枝、心なく折り取らぬ。

現代語訳をするとこのようになります。
「片田舎の人の花見は、桜をしつこく眺めて全てを面白がろうとするものだ。花の下ににじり寄って、立ち寄り、わき見もせずに花を見守って、酒を飲み歌って、最後には大きな枝を心なく折ってしまったりもする。田舎者は、夏の泉には必ず手足を浸すものだし、雪見では雪に降り立って足跡をつけてしまい、全ての物をそっと静かに見守るということができない。」
出典:日本の代表的な古典文学の解説
いつの時代にも DQN マナーの悪い人はいたということですね!

山の神様への感謝の儀式

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日本人に信じられている神様の一つに「サ神」と呼ばれる神様がいたそうです。
サ神様は山の神様で、このお供えとしてのサケ(酒)やサツマ(薩摩)やサヌキ(讃岐)などの地名もこのサ神様に由来するという説があります。
そしてサクラ(桜)の下でサケ(酒)を呑むという行為が、サ神様への進行だったという説があるのです。


昭和くらいから会社の行事の為に始まったのでは?と思っていたかもしれませんが、由緒正しい儀式だったのです。
そう思うと会社や付き合いでのお花見でも、少し風流な気持ちになって楽しむことができませんか!?
さて、ShareWisではこのお花見以外にも、色々なイベントやチームビルディングを行っていきます。
野外で開発してみたらどうなるか?ひたすらブレストに徹してみよう!など色々なことを企画しています。
ぜひご興味ある方はこちらからご連絡ください!

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