大阪のWeb系スタートアップが採用を進めてみて気づいたこと

こんにちは。ShareWisの辻川です。
これからの事業の拡大に向け、少し前まで集中的に採用活動に多くの時間を割いていました。 おかげ様でメンバーも増え、引き続き人は集めていくものの、一段落という状態にこぎつけることができました。
今日は、そんな採用活動を通じて、気づいたことをまとめてみたいと思います。
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関西にWeb系の人材あまりいないという噂について

採用活動を進めていく中で、たくさんの人に相談に乗ってもらいました。
そんな中で、「関西にWeb系の人材はあまりいないので、採用進めるなら東京行った方がいい」という人と、「関西の方が会社が少ないから採用しやすい」という全く逆のことを言う人とが、大体半々の割合でいました。
まったく逆の意見を同じ数だけきかされると、一体どっちを信じたらいいのか分からなくなります。
で、実際に採用をやってみての結論としては、Web系全般がどうこうはともかくとして、スタートアップのステージではあまり関係ない、というふうに感じました。
採用する人数が50人、100人なら話は変わってくるかもしれませんが、僕らの場合は、数人の採用でしたので、単純に母数のサイズが大きければいいというわけではなく、ある特定の人、あるいは界隈と巡りあえたかどうかが重要だったように思います。
マンモス校にいるからといって、友達が大勢になるわけではないように、仲間になる人というのは、母数云々ではなく、巡り巡って集まるような気がします。 そして、こんなことを言うと、まともなスタートアップに失礼ですが、スタートアップはまともでない会社が多いので、集まってくる人も一風変わった人が多く、そういう人はそれぞれの土地に一定数(肌感覚ですが一定割合ではなく一定数な気がします)いて、そういう人と出会えるかどうかが重要なんじゃないかと思いました。
 

採用には時間というファクターが重要

先ほどの話とやや矛盾しますが、多くの人と会えば、採用の成功確率は上がります。
採用の成否にはタイミングが大切です。
企業側が採用したいというタイミングと、これからジョインする人が転職しようとするタイミングが、うまく噛み合わないと採用にまでいたりません。 企業側がどんなに「この人だ!」と思っても、その人に、今の会社をすぐには離れられない理由があったり、家庭の事情があったりすると、ダメなわけです。
タイミングがうまく合う人と出会うためには、多くの人に会い、多くの時間を割く必要があります。
時間が無限にあれば、例えば採用だけに20年まるまる費やせるのであれば、もしかするとどんな会社でも奇跡の人を採用できるのかもしれません。
もちろん、そんなことをすると会社は倒産します。
ものすごく単純なことですが、時間との勝負なんだということを今回の採用活動で気づくことができました。
 

採用を内製化できるように頑張らないとなと

先ほどの話にあったタイミングについて、企業が「さあ採用しよう!」として、「はい、転職しようと思ってました!」という人と、うまいこと出会えると思い込むことはとても危険です。
じゃあどうすればいいのかというと、「さあ採用しよう!」でないときも、よさ気な人には声をかけておいたり、あるいは「はい、転職しよう!」と思った人に、前々から気になっていて選んでもらえるように日頃からアピールしておくなど、地道な活動をしっかり行う必要があります。
人材系のサービスを経営されている方から話をうかがったのですが、日本のスタートアップは、プロダクト作りや、マーケティングは内部でしっかりやるところが多いのに、採用となるとすぐに外注に走ってしまう、ということを指摘していました。
確かに、採用しようと考えると、どのツールを使うか、媒体を使うかという話になりがちです。
一方、海外だと転職も盛んなので、日頃から採用活動に時間を割いている企業が多く、僕らもLinkedInなどを使って外国人の方にメールを送ったりしたのですが、いざ送ろうと思うとどう書いたらいいのか分からなかったので、検索してみると、InMailを送るときのTipsなどがWeb上にあふれていて驚きました。メールの構成はどうすべきか、あるいは送る前に、日頃からどういうことをSNS上で発信するべきかについて、たくさんのノウハウが飛び交っていて、採用が社内の日々の活動として根付いているんだなと感じました。
 
今回気づいたことを糧に、ShareWisも魅力のある会社になれるよう頑張っていきたいと思います。
 
(辻川)

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