こんにちは。シェアウィズの高橋です。
今年は、出張で5月と7月に2回フィリピンのマニラに行ってきました。
フィリピン出張の目的は、現地の日本語学校との提携でした。
先日プレスリリースも出しました。
シェアウィズ フィリピンの日本語学校と提携し、オンライン日本語講座を展開
この記事では、出張で訪問したフィリピンの日本語学校の様子を紹介します。
フィリピンで増加する日本語学習ニーズ
今、フィリピンで多くの方が熱心に日本語を勉強しています。その背景には、日本人の少子高齢化による、介護人材不足があります。
英語によるコミュニケーションが堪能なフィリピン人は、国外で活躍している方がたくさんいらっしゃいます。介護や看護の領域でも、欧米圏を中心に多くの人材を輩出しています。
そのような背景から、日本の介護人材不足の問題を何とかするため、介護人材の育成、派遣実績のあるフィリピンに注目が集まっています。フィリピンでも、親日感情の高まりの後押しもあって、日本で働くことに興味を持つ若い方が増えているようです。
フィリピンの日本語学校の様子
今回、訪問したのは、フィリピン各地に多くの教室を展開しているSage Asian Language and Education Centerが運営する3教室でした。
どの教室でも印象深かったのが生徒のみなさんの授業態度。
とても熱心で、一生懸命日本語を学んでいました。
日本では、介護人材として来日を許可するための基準として、介護資格の取得や現場での経験に加え、日本語能力試験4級 (JLPT N4) もしくはそれと同等の日本語能力が求められます。そのため、学生は試験の合格を目標に真面目に勉強しています。
JLPTの試験は例年7月と12月にあります。
上の写真は5月に訪問したときの授業の様子。熱心に勉強されているみなさんは、7月の試験で無事N4に合格したそうです。おめでとうございます!
実は、私も日本語教材や日本語教育のおもしろさを感じてから、日本語教員養成課程のある大学で日本語教育について学んでいます(日本語教員養成課程)。
教員として教室で少し日本語の授業をさせてもらいました。
フィリピン国内では日本人の日本語教師が足りていません。
この教室には日本人の日本語教師が比較的多くいますが、新しく来た日本人が、日本語を教える授業が新鮮だったからか、熱心に授業を受けてくれました。
私がずっと授業を行うこともできないので、Sage Asian Language and Education Centerでは、今後、受講生にタブレットを配布し、ShareWisを使って、日本語の勉強をすることになります。
日本語教師の不足を補えるよう、オンラインで日本語学習の機会を増やしていきたいと思います。
これからが楽しみです。
(高橋)
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